照明スタッフ
照明スタッフは映画やテレビ番組から、舞台、ライブまで、人物やセットにライトを当てて、人物の表情やその場の雰囲気をより効果的に引き出すのが仕事です。照明スタッフは、出演者をより引き立たせる光と影の演出家です。
専門学校などで、照明に関する基本的な知識をしっかりと身につけると同時に、コンサートホールや舞台の構造についても勉強しておくとよいでしょう。プロの照明スタッフを証明する資格としては、（社）照明学会が行なっている「照明コンサルタント」、「照明士」及び（社）日本照明家協会が行なっている「照明技術者技能認定」などがあります。
公共の施設の照明管理責任者になる場合は、これらの資格取得が条件となります。各種ホール、スタジオなどへ就職し、照明のプランニングから操作までの経験を積み、スタッフから信頼を得てキャリアを積んでいくのが一般的です。
照明スタッフになるには
おもに3つの担当、デザイナー、オペレーター、チーフオペレーターに分かれています。 デザイナーは、照明の色や方向・タイミングなどのプランニングを、コンサートの内容に合わせて計画し、オペレーターは照明ごとに配置されて、ライトを動かす操作を行います。
チーフオペレーターは、調光室でディレクションを行います。デザイナーがチーフオペレーターも兼ねることがよく見られます。
照明スタッフになるには、照明会社や制作プロダクションなどに就職することです。アルバイトから経験を積んで正社員に雇用されることもあります。
専門学校への求人が多く、一般的にはあまり募集は行っていません。フリーで活躍するには、実力がついてからになります。
チーフオペレーターを任されるには、最低7年ほどの実績が必要。勤務形態は不規則で、夜勤や長時間勤務があり、女性の照明スタッフは男性よりも少ないです。休日も公演スケジュールによってバラバラです。収入については、会社によって違い、 本人の実力によっても変わります。