エキストラ
エキストラとはテレビドラマや映画などで台詞などが無く(あっても少し)重要性の少ない役者のことを言います。いわゆる、その他大勢の存在。アメリカではただの通行人のエキストラと少し台詞があるエキストラとではギャラが10倍も違うそうです。
エキストラの仕事には主に、制作スタッフの指示に従いドラマや映画の撮影で通行人やお客などの一般の人物を演じることです。
ただ、歩いているだけ、ただ、食べているだけなど普通にしているだけの役がほとんどで、台詞や難しい動きはほとんど無く、それほど演技力は必要とされません。
エキストラはアップで映像になることはほとんどありません。最悪のケースでは映像にすら映らないこともあり、主役や出演者に比べて作品としてはかなり重要度の低い存在です。
しかし、エキストラなくして作品が成立することはなく、映像的には重要な存在なのです。撮影現場に行けば、憧れの俳優・女優さんに会えることもあります。
そんな時にもエキストラから話しかけたり写真を撮ることはもちろん禁止。撮影現場はあくまでも仕事の場であり、ミーハーな人は撮影現場から締め出されます。
エキストラとしての需要はテレビ局や映画会社の集中している関東圏が多く、次いで大都市圏、地方にいくほど需要は少なくなります。エキストラとして活動を目指すなら、圧倒的に関東が有利です。
エキストラのギャラ
エキストラのギャラはかなり低く一回あたりのギャラはボランティアや3000円~5000円程度が一般的。多少の台詞や動きが要求される場合、ギャラはアップします。
エキストラが大人数になったり、業界関係者のツテで参加した時にはノーギャラでの出演になることも。撮影事情で時には数時間も待たされることがありますが、支払われるギャラの金額は変わらないそうです。
交通費は自腹になることが多く、毎日仕事があるわけでもないためエキストラだけでご飯を食べていくことはなかなか厳しいでしょう。
出演した番組の記念品がもらえる場合もあります。普段は見られない芸能人が近くで見られたり、撮影現場の裏側が見れたりすることが違った意味での報酬となるのかもしれません。