フレームレート

フレームレートは1秒間に表示させるフレームの数を表し、単位は「fps」。
動画はパラパラ漫画と同じで、一枚一枚の絵が連続して映し出されており、その一枚の絵に相当するのがフレームである。
テレビやDVDなどは29.97fpsで1秒間に約30枚の絵が表示されており、地デジのワンセグで15fps、デジタルハイヴィジョン(地デジ)は60fps。
フレームレートは数値が高いほどなめらかな動きを実現するが、当然、数値が上がるとファイルサイズも大きくなる。

エンコード

MPEG-2のファイルをMPEG-1にしたり、WMVのファイルをMPEG-2にしたりと、いろいろなケースでコーデックを変更したい場合は、エンコーダーを使用して再エンコードする。また、多くの動画編集ソフトはファイル保存時にエンコードをかけている。
エンコードをする際には、前述の解像度・ビットレート・フレームレートなどを調整して行うが、ソフトによっては出力する際の解像度やビットレートが任意の数値に変更できないものがあり、高画質の素材を使用しても編集ソフトの解像度やビットレートが固定されているために、編集後の画質が劣化してしまうケースもある。
MPEG-1のファイルをMPEG4 AVCにエンコードすることも可能だが、、ビットレートやフレームレートを上げても元の画質を上回るものは作れない。

オーサリング

DVD-VideoはMPEG-2の規格が採用されており、解像度720x480、フレームレート29.97fpsにした場合、片面1層(4.3GB)のDVDで120分の動画を作成することができる。この時のビットレートはおよそ4000kbps。
DVDオーサリングソフトは解像度やフレームレートが標準で固定されているものもあるが、DVD -Videoを制作する上では、デフォルト設定で充分なので特に問題はない。
DVDにデジタルハイヴィジョンを保存できるAVCRECは、DVD-Video形式とは全く異なる仕様のため、通常のDVDオーサリングソフトでは対応できない。
AVCRECは、コピープロテクトのAACS(Advanced Access Content System)が採用されており、記録するメディアもCPRM(コピー制御)対応でなければDVDに保存することができない。
また、AVCREC で保存したDVDはAACSがかかっているため、リッピング(プロテクト解除)しなければデータの再編集やコピーはできない。

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