スタントマンとは
映画やドラマの撮影では、時に危険な場面・場所で撮影することがあります。そんな時、俳優の代わりに危険な演技を行うのが、スタントマンの仕事です。
乱闘シーンで殴られたり、火だるまになったり、海中に飛び込んだり、階段から転げ落ちたり、車にはねられたりと仕事内容は様々。一つ間違えれば、大けがに発展する危険な職業といえます。
活躍の場は、危険な場面に限定されるため、俊敏に動ける屈強なカラダを作り上げておかなければなりません。
しかし、ただ単に運動のできるカラダであればいいわけではなく、俳優と大差のない体作りが求められます。筋肉をつけすぎてムキムキになりすぎても、いけません。時には、俳優のサイズに合わせて、ダイエットをすることもあります。
勤務時間は、土曜、日曜関係なく、出演依頼のあった時が仕事の日となります。仕事のない日は「休み」になるわけではなく、トレーニングや立ち回りの稽古に励みます。
スタントマンになるには
スタントマンになるには、まずはプロダクションなどが運営しているスタントマン養成スクールに入学し、しっかりと知識や技術を身につけます。
ジャパンアクションエンタープライズでは13歳から25歳までの男女が募集されています。
演技、マット運動、ジャズダンス、中国武術、少林寺拳法、時代殺陣、現代アクションなど幅広く勉強します。資格や学歴などは必要とされませんが、優れた運動能力や反射神経が必要とされます。
その後、スタントマン専門のプロダクションに所属し仕事をこなしていきます。
プロダクションには、各プロダクションが行っている採用試験を受け、採用されれば入ることができます。
プロダクションに所属することができれば、能力に応じて仕事が与えられ、スタントマンとして活躍することになります。
その他では、既に活躍しているスタントマンに弟子入りしたり、スタントマン専門のプロダクションのスタッフからスタントマンになることもあります。