映画配給会社について

皆さんは映画配給会社というワードを聞いたことありますか?我々が映画館で映画を見るために欠かせないのが映画配給会社なんです。
「映画配給会社」というのはその名の通り映画を配給するための業務を行っている会社のことで、もう少しわかりやすく説明すると完成した映画を制作会社から買い付けて映画館などの興行先へ販売したり、宣伝したりする会社の事です。

映画業界には映画を制作する「制作会社」と映画の上映を行うする「興行会社」、映画を配給する「配給会社」の3つの役割をもった会社があることで成り立っている業界で、代表的な制作会社と言えばディズニーやソニー・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザース等があり聞いた事ある人も多いのではないでしょうか。

興行会社ではTOHOシネマズやユナイテッド・シネマ、イオンシネマなどのような映画館を運営している会社が代表的な会社としてあげられます。
配給会社はこの2社の間に入って世の中に映画が提供されるよう仲介をしている会社とお考え下さい。
では映画配給会社とは主にどのような仕事があるのでしょうか。
大きく分類すると3つの仕事があります。

1.映画の買い付け

最も重要なのが映画の買い付けです。映画を制作した以上やはり多くの人にみてもらい、収入を上げたいと誰もが思いますが、時代のニーズや映画の内容やクオリティなどを考慮して売れるための映画を見極めて買い付けないといけません。
大当たりする映画もあれば、大外れする映画もあるので、配給会社にとってはとても重要な仕事の1つになります。

2.ブッキング

「ブッキング」とは映画館を運営している興行会社の上映スケジュール枠を押さえる仕事の事で、映画のターゲット層や同時期の上映作品、映画館のある地域の来場層など様々な条件を考慮してどの映画館でどれだけの予約を入れるかのスケジュールを組み立て、それぞれ交渉する力が求められます。

3.宣伝活動

よく新しい映画が上映される前に映画に出演する俳優が様々なテレビや雑誌、SNSに出演しているのを見た事ある人も多いと思いますが、これは一人でも多くの方を映画館に足を運んでもらうための大切な宣伝・プロモーション活動です。
映画のターゲット層がよく見る媒体に適切なクリエイティブやコピーを用いることで興味付けさせる大切な役割となります。

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